kanumarché シカノクラ 鹿沼市

鹿沼市の文化活動交流エリアに、新しく誕生した『シカノクラ』 大正初期に建てられた石蔵。歴史を感じる情緒溢れる建築物。 大正初期に建てられた、もと製麻工場の石蔵。壁体は市内で産出される深岩石で作られ、キングポストトラスの小屋組みにより鋼板葺の屋根を支え、内部に柱のない大空間を作り出しています。内部は3室に分かれ、2枚の間仕切壁とその間に位置する控壁が壁体を支える構造体を兼ねています。建物は南北桁行54.5mの切妻造で、元工場敷地南端にあたる南側の妻壁には丸に麻の字を図案化したレリーフが浮彫りされています。 平成8年に鹿沼市へ寄贈され、現在は鹿沼市の倉庫として活用されています。製麻産業で栄え、麻の産地であった鹿沼市の近代化に大きな役割を果たした歴史を物語る建物であり、国土の歴史的景観に寄与するものとして登録されました。 2023年新しい息吹が吹き込まれ、そこはまるで異空間(設計:アガ設計工業 小西勝氏〕。 今後の鹿沼市における、文化活動交流の発展の拠点となるはず。

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